女性の体とエストロゲン:女性の更年期障害

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女性の体とエストロゲン

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、女性ホルモンの一つで、脳から分泌される卵胞刺激ホルモンの刺激を受けて、卵巣から分泌されますが、「妊娠を助けたり、体内のバランスを整える」という女性にとってとても重要な役割を果たしています。

■エストロゲンの主な働き
乳房や性器の成熟を促す
丸みを帯びた女性らしい体をつくりだす
子宮に働きかけて受精卵が着床できる状態をつくる
心を安定させる
コレステロールの増加を抑制する
カルシウムの形成、吸収を調節し、骨を健康に保つ
など

このように重要な働きをするエストロゲンですが、ほとんどの人は更年期を迎えるころになると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されているエストロゲンの量が急激に減少します。
  エストロゲンの分泌量が減ると、これを感知した脳は、盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。
  しかし、卵巣にはその要求に応える力が残っていないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモン分泌のバランスの乱れ」が起こってしまいます。