首のしこりががんなら:首のこり

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首のしこりががんなら

首のしこりが痛まないのに大きくなってきた場合、また首にしこりがあるのに他に目立った症状がない場合、かなり危険な病気である可能性があります。
首にしこりができる原因の大半はリンパの腫れです。
具体的にはリンパ節(腺)が集まる部位である後頭部の髪の生え際~耳の前後~首筋~アゴにかけてのライン、腋の下、そけい部(足の付け根)が腫れることです。
体中をめぐるリンパ液に細菌が入り込んできたものをリンパ節(腺)で殺菌しようと白血球やリンパ球が集まるので、殺菌された細菌や白血球の死骸によってリンパ節(腺)が腫れます。
ですので、リンパが腫れるというのは細菌にたいする戦いが現在進行中であるということに他なりません。
しかし首にしこりができリンパ節が腫れるのはだいたい風邪の症状が原因であり、首のしこりとともに他にも症状が出てきます。
たとえば、発熱や咳などです。

しかし、ほかに症状がないのに首に異常なしこりや腫れが見つかる場合があります。
その首のしこりの大部分はリンパ節が大きくなったものであり、周辺器官への感染が原因です。
また、がんができたためにリンパ節が大きくなり首のしこりとなることもあります。
リンパ節自体ががんになる悪性リンパ腫の場合と、他の部分からがんがリンパ節へ転移した場合があります。
首のリンパ節は、全身各所からがんが転移しやすい部位です。
痛みのない首のしこりは悪性の病変であるおそれもあり、痛みのあるものよりも心配です。
他に症状がないのに、首のしこりが数日たっても消えない場合は、医師の診察を受ける必要があるでしょう。