なぜ「中高年男性」なのか:加齢臭とは

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なぜ「中高年男性」なのか

何故ノネナールが中高年の男性に特有のものなのか。
まず中高年の男性の皮脂の中には、「9-ヘキサデセン酸(パルミトオレイン酸)」という脂肪酸が増加してくるということがある。
これは30代までの若い人にはほとんどないことがわかっている。
そして年齢が高くなるにつれ、酸化に対する抑制力が少なくなってくるため、活性酸素に対する抑制力も弱まり、脂肪の過酸化を防げなくなってくることから脂肪酸が酸化され、ノネナールを発生させることにもなるとも言われている。
また男性ホルモンが皮脂腺の発達を促し、皮脂の分泌を盛んにするためにノネナールは男性に顕著であり、女性に少ない傾向があるというわけだ。
しかし女性にも加齢臭はある。

女性の方がニオイにくいというのはその対処の仕方にもあると思われる。
一般的には女性の方が、清潔に気を配っており、毎日入浴、こまめに下着を替え、また香水を使うなど、清潔ということがおしゃれの要素として習慣付けられているから臭いにくい、というわけだ。
だとすれば、男性も女性のように清潔な生活習慣を身につければ、加齢臭の予防、対処ができるということだろう。