運動を行おう:加齢臭とは

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運動を行おう

適度な運動を行うことが酸化防止となり、加齢臭を予防することにつながる。
さて、健康のためにも運動を薦められるが、運動は酸素を多く吸収することになるはずだ。
我々は常に呼吸をして、体内に酸素を取り入れている。
そしてその酸素のほとんどは、水素と結合して水になるのだが、中には分子構造に歪みを生じた安定しない酸素も出現する。
これが一般的に言う活性酸素(毒性酸素)なのだ。
つまり生きていれば、活性酸素を生み出し続けるということになる。
呼吸によって摂取した酸素のうち約2%がこうした不安定な状態にあるといわれていて、これらの酸素は早く安定しようと、結合できる相手を探して作用し、DNA損傷などの悪い影響を及ぼすと考えられている。

それでは、運動によって多くの酸素を摂ることは悪いのか?答えは否である。
一般の人が行っている適度な運動では、DNA損傷は惹起されず、むしろ癌や心臓血管系の疾病予防になっていることが挙げられる。
つまり強い酸化ストレスを受けても、それに対する防御能力が備わっているのだが、それらの防御能力は、日常の適度な運動によっては高まることが報告されているのだ。
特に有酸素運動(ウォーキングなど)をすると、活性酸素をうち消す力(SOD活性)が高くなると言われる。
急に激しい運動をしたり、運動習慣のない人が急に運動を始めることは、好ましくない。
自己流ではなく、専門家や医師、トレーナーの指導を受けることも場合によっては必要だ。