より良い食卓に:海洋深層水

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より良い食卓に

海洋深層水を食品製造に用いると、味や食感が良くなったり、食品の質の向上に役立ちます。例えば、塩を使った食品に用いるとまろやかになり、うまみがでます。一般に市販されている食塩は精製塩で、かなり精製された塩化ナトリウムが使われていて、にがり(海水を煮詰めて製塩した後に残る母液で塩化マグネシウムが主成分)成分が少なく、他の微量成分もほとんど含まれていません。
食塩はにがり成分などが適度に含まれると、食品は味がまろやかになるといわれています。海洋深層水を用いて昔ながらの製法でつくる食塩は、にがり成分などを適度に含んでいるため食品の味がまろやかになると考えられているのです。また、酒に用いると味わいが深くなります。

清酒の仕込み水に「海洋深層水」を利用した実験をした所、酵母の増殖が活発になって、アルコール度の高い、しかも吟醸香の強い、雑味の少ない品質の高い清酒ができたということです。
醤油も「海洋深層水」で仕込むと、大豆タンパクの分解が旺盛で、アミノ酸、アルコール、乳酸などが増加し、醤油の醸造が促進されるという報告があります。