一人で抱えこまない:老老介護とは

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一人で抱えこまない

老老介護の世帯数が増えていますが、長門裕之さん南田洋子さん夫妻が老老介護をしていることも話題となりました。夫婦間や親子間などで高齢者が高齢者を介護する老老介護は、これからさらに世帯数が増えるものと考えられています。高齢化が進むなか介護施設の充実などが急がれていますが、先の見えない老老介護に疲れ一家心中してしまう高齢者も増えているのです。

介護は一人で抱えてはいけません。親の面倒を見るのは当たり前、世間体があるから人には言えない、などという考えは止めましょう。いつ誰が介護が必要になるかは予測できません。どんな人にも起こりえる問題なのです。まわりの人にも協力してもらいながら老老介護を行いましょう。徘徊してしまうというケースの場合には、特に地域の人の協力が必要となります。

恥ずかしくて認知症ということを隠しているという人もいますが、決して恥ずかしいことではありません。人間に起こる病気は皆の病気でもあるのです。どういった症状なのか、どんな介護が必要なのかを多くの人に知ってもらうことで、これから先介護が必要となったときに役立てることも出来るのです。訪問介護を利用したくても費用の関係で利用出来ないという人もたくさんいます。

お金をかけなくても地域の皆で協力することで、老老介護の負担を少しでも減らすことが出来るのです。相談相手になるだけでも心の負担は減るものです。私は関係ないと目をそむけるのではなく、高齢者の人に気軽に話しかけたい、一緒に出掛けたり出来るような付き合いをしていけるといいですね。老老介護では介護疲れから悲惨な結果を招くこともありますので、皆で協力し大切な命を守りましょう。