老老介護の怖い点:老老介護とは

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老老介護の怖い点

老老介護の怖い点は、共倒れも考えられるということです。介護は実際に行なってみないと大変さが分からないかもしれませんが、大きな不安と孤独感を抱えながら介護をしている人も多いのです。嫌なことには近付かないように、と敬遠するのではなくまわりの人も一緒に介護をするような気持ちで、協力してあげるようにしましょう。

相談相手、話し相手がいるというだけでも強い心の支えとなるのです。老老介護の大変さを分かち合い、一人の負担を少しでも軽くしてあげることも大切です。テレビなどでも老人の孤独死などが取り上げられることがありますが、老老介護の共倒れも非常に増えているのです。寝たきりの人の介護をするのは、体力のある若い人でも大変なことです。

夜中に何度も寝る姿勢を変えてあげたり、排尿の手助けをしてあげなくてはなりません。老老介護では世話をしているうちに、自分も腰を痛めたり怪我をしたり、病気になってしまうことも少なくないのです。お風呂やトイレの介護はプロでも大変とされていますが、一人で頑張りすぎてしまい、怪我をして介護が続けられなくなったり、動けなくなり共倒れという最悪の事態に陥ることもあるのです。

施設に入れればいいのに、と思う人もいると思いますが、施設を利用するためには大きな費用が必要となりますし、入所出来ても「施設に入れるなんて冷たい人だ」と、言われてしまうこともあるのです。老老介護をせざるを得ない状況になりやすいのが今の日本の現状なのです。高齢者施設を利用したくても空きがなく、何年も入所待ちをしているという人も多いのです。