大きな問題点:老老介護とは

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大きな問題点

老老介護には高齢同士のため、身体への負担が大きいという他にも大きな問題点があります。老老介護では認知症による介護が多いのですが、認知症は他人を受け付けない傾向が強いためどうしても家族間の介護が必要となります。高齢者が高齢者を介護するだけでも大きな負担となってしまいますが、認知症の場合、お互いが認知症を抱えることも多いのです。

まわりとのコミュニケーションをとらず、ひっそりと老老介護を続け認知症だと気付かれないようにするという人も多いようですが、認知症のため老老介護をしているうちに、自分も認知症になっていたというケースも多いのです。認知症は初期の場合まわりに気付かれにくいので、ヘルパーさんなどにも気付かれないことも多いのです。

老老介護では、認知症のための介護をしているうちに、要介護者が亡くなってしまい、死を受け入れることが出来ずに遺体と生活を続けたり、認知症が急激に進んだりすることもあるのです。老老介護の問題点は、気付きにくい認知症という点だけではありません。老老介護は一人で抱え込むケースが多いので、ストレスが溜まりやすくストレスに負けてしまうことも多いのです。

老老介護のストレスが原因となり、暴力を振るってしまうことも多いのです。心身ともに疲れ果ててしまい、暴力を頻繁に振るうようになってしまうのです。老老介護での暴力は本人が通報することはほとんどありません。まわりの人が気付かない限り永遠に続くとも言えるのです。暴力を振るっているうちに殺害してしまうこともあるのです。