老老介護が増えている:老老介護とは

最新情報

老老介護が増えている

老老介護は65歳以上の高齢者が高齢者を介護することを言いますが、65歳以下であっても既往症のある人などが介護を行なう場合も、老老介護と言われることがあります。夫婦の介護や親の介護などを行ないますが、高齢化が進み、寿命が延びている今日、高齢者が高齢者を介護する状況が増えているのです。

同居しながら介護を行なうという人も多いと思いますが、約半数が老老介護と言われています。60歳以上の人が行なう介護を老老介護とすると半分以上が老老介護となるのです。若い人は若い人で生活をし、高齢者は高齢者だけで生活をするという核家族型の生活を送る人が増えているのも、老老介護が増えている要因となっているようです。

自分が高齢となり、介護を行なうのが大きな負担となることはわかっていても、家族を介護するのは当たり前だから、人の手は借りられないという考えの人が多いのも、老老介護が増えている理由のひとつとなっているようです。認知症によって介護が必要となるケースも増えています。

認知症のために介護を行なう場合、どうしても家族以外受け付けないという状況になりやすいので、高齢者が高齢者を介護する老老介護になりやすくなるのです。夫婦での老老介護も多くなっていますが、介護が苦になり二人とも病気になったり、心中してしまうことも多いのです。