車椅子とリハビリ:車椅子の選び方

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車椅子とリハビリ

日本にリハビリテーション医学が組織的に導入されたのも、パラリンピックにわいたその頃です。戦後、リハビリテーションセンターに入所するのは傷痍軍人が過半数でした。障害者に職業訓練を受けさせ社会に送り出すことが目的とされていたリハビリテーションセンター。
重度の障害者や回復の見込みのない障害者はリハビリを受けることさえできませんでした。ベッドで寝たきりの障害者が車椅子で動くことができる、または松葉杖を使わずに歩行できるようになる、といったこともリハビリテーションと言われるようになったのは1960年代になってからのことです。
現在、障害者はリハビリを経て、リハビリを通り越し、スポーツを楽しみ、旅行や買い物をそして仕事を楽しんでいます。そういった障害者にとって車椅子はもう、移動手段としてだけではなく、障害者が生き生きと生活するためにとても重要な役割を果たしているのです。