アトピーとステロイド:アトピー治療

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アトピーとステロイド

ステロイドは副腎皮質など私たちの体の中で作られるコレステロールと似た構造をもつ物質で、かゆみや発疹抑える抗炎症作用があり、お薬として使用されています。
ですが、このステロイドで一時的にかゆみや炎症が止まるだけで治癒はせず、長期間使用すると、副作用が出ることも少しずつ分かってきました。ステロイドのようなコレステロールと似た構造を持つものは排泄が難しく組織に残りやすいという欠点があります。
アトピーの症状が出るたびにステロイドを塗り続けると体の中にステロイドが残ります。

この残ったものが自然酸化を受けて、酸化コレステロールに変わり血管にへばりつき、それが蓄積されて悪玉コレステロールと同じ作用を引き起こすのです。
ステロイドにより皮膚の真皮に酸化コレステロールが増えると皮膚が弱くなり、少しの刺激でも傷ついて血がでたり少しの気温の変化にも敏感になったりします。