ストレスとアトピー:アトピー治療

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ストレスとアトピー

全くストレスのない状態なんて無理な話ですがストレスを受けても自分で対処できるようにしておけばかなり症状も違ってくると思います。
よく聞く言葉だと思いますが、ストレスと受けると自律神経のバランスがくずれます。
自律神経は、内臓、血管などの働きをコントロールし体内の環境を整える神経です。
自律神経は私たちの意思とは関係なく働いています。その為に、意識しなくても呼吸をしたり、食べたものを消化したり体温調節をするために汗をかいたりするのです。 

自律神経には下記の二つがあります。
◆交感神経…行動や運動などの神経で、血管を収縮させ血圧を上昇させ、心臓の拍動を増加させ食欲を抑制する。
◆副交感神経…休息や食事などの神経で、血管を拡張させ血圧を低下させ、心臓の拍動を制御し胃腸の働きを活発にする。

その時の環境や状況、体調などで両者のバランスの変化はあるものの、この二つは、一つの器官に対して互いに相反する働きをし、うまくバランスを保ってくれています。ですが、ストレスが加わると極端にどちらかに傾くのです。
ストレスを受けるとまず交感神経が戦うので交感神経に傾きます。そうすると交感神経が緊張するので血圧が上がり、動悸がし食欲が低下します。
そのストレス状態が長く続くと粘膜や組織に障害が起き体調が悪くなり、その後、色々な病気が発生します。
今度はストレスから身を守ろうと副交感神経に傾き守ろうとする力が働きすぎて神経が過敏になりだるくてやる気が起きなくなったり、気持ちがふさぎ込んだりします。
このように、副交感神経が過剰反応を起こすんです。アトピーに限らず、他のアレルギー疾患もこうした副交感神経の過剰反応で起きているんです。