鉄欠乏性貧血:貧血の解説

最新情報

鉄欠乏性貧血

女性の場合、月経の開始(初潮)から閉経までの期間、約1割の方が鉄欠乏性貧血の状態にあるといわれているようです。
赤血球の主な成分であるヘモグロビンは、鉄分を含む構造をしており、鉄の不足によってヘモグロビンがうまくつくれなくなり、酸素を運ぶ血色素が不足することによりおこる貧血。酸素を運ぶ役目のヘモグロビンの量が少なくなるので、運ばれる酸素の量が少なくなり、酸素不足に陥り、階段を上がる時などには、動悸、息切れなどの症状、顔色が青白いなどの貧血の一般的症状のほか、鉄欠乏性貧血の特徴として爪の異常(爪が弱くなって割れやすくなったり、スプーン状に爪の中央部が凹んだりする)、口腔粘膜の萎縮により平滑(舌の表面がつるつるになる)になり、舌炎を起こすこともあるようです。