貧血の症状:貧血の解説

最新情報

貧血の症状

・顔色が悪い。
血液の組成のうち、約45%は血球成分(赤血球、白血球、血小板)と呼ばれるものですが、最も多く含まれているが赤血球で、血液が赤い色をしているのは、この赤血球にヘモグロビンという赤い色素を含んでいるからです。血液中の赤血球(ヘモグロビン)が少なくなると、皮膚や粘膜の赤みがなくなり、顔色が悪くなったり、目の粘膜(まぶたの裏の粘膜)の赤みもなくなり、アカンベエをした状態で下まぶたの裏が白っぽくなります。

・爪がスプーン状のように反っている。
爪は、多少違いはあってもピンク系の色をしていているようですが、貧血の疑いがある人は、白く見えるようになるようです。爪が弱くなり、割れやすく、爪の中央部がくぼんだり(スプーンのように反りかえる)するなど変形を起こし、貧血の症状が長くつづくほど、爪の状態は悪くなってしまうようです。

・息切れ、動悸、頻脈
赤血球の中のヘモグロビン(血色素)は、酸素と結合することで、肺から筋肉などの組織に酸素を運搬し、また代謝で生じた二酸化炭素を肺に運び体外へ排出するという大切な働きをしています。貧血でヘモグロビンや赤血球が少なくなると、酸素欠乏状態のようになり、少なくなったヘモグロビンによる酸素の運搬を最大限に活用しようとして、血液の循環を速めようとし、動悸、頻脈、息切れなどの症状があらわれるようです。