CO2の排出量は住宅によって異なる:CO2削減

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CO2の排出量は住宅によって異なる

昨今、地球温暖化防止対策のため、CO2の排出量を減らそうという動きが世界規模で高まってきています。このC O2の排出量が多いものの代表として私達は車、工場等と並んで「住宅」もそれに当てはまると思っています。では住宅からのCO2排出量を減らせばいいじゃないと単純に思ってしまいますが、どうやって見直していけばいいのでしょうか。

まず、根本的な問題としては、家庭から排出されるCO2の排出量というのは住宅の性能次第で大きく変わってくることが長年の調査の結果でわかってきています。

例えば、現在の住宅です。10~20年前に建てられた住宅とは違い快適性を重視しているため冷暖房の設備や暖房が効いた便座などが付いていて住みやすく、また便利にもなっています。反面消費されているエネルギーというのも増加していっているのでCO2の排出量も昔よりずっと増えてきている訳です。

また普通の住宅と高断熱の住宅、オール電化の住宅、太陽光発電システムの住宅と比較すると、太陽光で発電している住宅が一番CO2の排出量が少ない結果が出ています。次いでオール電化、高断熱、普通の住宅の順番でCO2 排出量が増えています。

けれども、現在こういった高性能の住宅に住んでいない方にとってはいまさら言われてもどうしようもできないですよね。金銭的なことも住宅事情の問題もあります。古い家を大切にして住んでいる方もいらっしゃるでしょう。ならば、家庭における電化製品、ガスの使い方を工夫してみてはいかがでしょうか。ちょっとしたCO2の削減が、きっとできるようになります。

家庭から排出されるCO2の量と言うものを侮ってはいけません。人間が生きていく以上ある程度は仕方がないことかもしれませんが、昔はこんなにひどい状態では無かったはずなのです。一人ができることはほんのちょっとでも皆協力をして地球を守っていくようにしていけたらいいと思います。