オランダのスタイル:欧米家具のあれこれ

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オランダのスタイル

1600年代後半、オランダの裕福な貴族達は磁器、絵画、家具のコレクションにとても熱心でした。特にミニチュアのコレクションにも価値のあるものがたくさん残されており、当時の職人達が作った、精巧なミニチュアを本物の家具(キャビネット)の中に入れ、インテリアの一つとして楽しんでいました。
その調度品のミニチュアは、象牙や銀などで仕上げてあるものもあり、小さな美術品として、またコレクションとしても大変価値のあるものです。

歴史的に価値のある古いドールハウスを、みるたびに疑問になることは、「いったい誰がこのドールハウスを作ったのだろうか?」ということです。
答えは簡単、「当時の職人」です。しかし、ドールハウス専門の職人が存在したのだろうか?また、その職人の腕の善し悪しの判断はどこで判断していたのだろうか?現代のようにパソコン(インターネット)や、写真の技術のない時代に職人はどうやって自分の腕(技術力)を世間に、認めてもらっていたのだろうか?