高卒者が救急救命士になるには:救急救命士について

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高卒者が救急救命士になるには

救急救命士は国家資格として、厚生労働大臣が認定しています。救急救命士になる方法は、救急救命士法でいくつか定められています。

救急救命士になるための国家試験は、厚生労働大臣が年に1度行なわれています。その受験資格は、高校卒業者の場合は、学校か救急救命士養成所で、救急救命士になるために必要な知識と技術を習得した人です。

この場合は、2年以上、文部科学大臣が指定している救急救命士になるための専門の学校で、必要な知識を習得し、厚生労働大臣が認定している国家試験に通ることが条件です。ただし、現在、救急救命士が活躍する現場は、救急車に乗車している救急隊員である必要があります。

また、救急隊員は、地方自治体に勤務している消防官なので、必要な知識や技術を学校で習得して、さらに消防官となる採用試験に合格しなければならないのです。救急救命士の国家資格に合格したからといって、すぐに救急車において活躍することができる訳ではないのです。

つまり、救急救命士になるには、2種類の試験に受かる必要があるのです。まず、消防官になるために、各自治体で行なわれる、消防官採用試験に合格することです。そして、厚生労働大臣が認定している、救急救命士国家試験に合格することです。消防官に合格してから救急救命士の資格を取るか、救急救命士の資格をとってから消防官になるかということになります。

救急救命士になるためには、豊富な知識と技術の習得、という涙ぐましい努力が必要となります。しかし、緊迫感あふれる現場において、人の命を救うという重要な仕事なので、当然のことといえると思います。