バイオ燃料への取り組み:バイオ燃料でエコ

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バイオ燃料への取り組み

バイオ燃料についての取り組みや研究は世界各国で行なわれています。アメリカではすでにガソリンの多くにバイオエタノールが混合されています。バイオエタノールはトウモロコシを原料として製造されたものですから害もなく安心して利用することが出来ます。ブラジルではサトウキビを原料として作られるエタノールは何十年も前から研究されていました。日本ではガソリンにエタノールを混合させたりしてバイオ燃料を活用していますが、ブラジルではすでに純エタノールを燃料として実際に走行することが出来る自動車もあるのです。ヨーロッパなどではヤシ油から生成されたバイオディーゼルというバイオ燃料も利用されています。国によってバイオ燃料の原料などは異なりますが、地球を守るための取り組みとして利用している点は共通しています。バイオ燃料は二酸化炭素総排出量を抑えることが出来るので、地球温暖化の解決策になるとも言われているのです。バイオ燃料の原料はトウモロコシなどが多く利用されていますが、バイオ燃料のために栽培して加工するためには、肥料も必要となりますしエネルギーも消費します。バイオ燃料だけを考えればガソリンなどに変わる地球に優しい燃料といえます。しかし、バイオ燃料を作るためにかかるコストやエネルギーなどを考えると、問題点がないとは言えないのです。バイオ燃料のために原料を栽培するのではなく、使用した物の再利用法としてバイオ燃料の原料にするよう、原料についての研究も続けられています。雑草や若木からバイオ燃料を生成できないかど、植物を利用したバイオ燃料の研究も盛んに続けられています。