地球に優しいバイオ燃料:バイオ燃料でエコ

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地球に優しいバイオ燃料

バイオ燃料はガソリンの代替燃料として、実用化できるよう色々な試みが行なわれています。現在販売されている自動車(ガソリンエンジン車)に、そのままバイオ燃料であるエタノールを利用してしまうと、故障の原因になるなど不具合が起きてしまいます。そのため今の段階ではガソリンとエタノールの混合ガソリンを利用するしかありません。バイオ燃料でもあるエタノール混合ガソリンは、「E3燃料」と呼ばれています。E3燃料は製造の実証実験などもすでに行なわれてきていますが、環境省は2012年までにバイオ燃料であるバイオエタノール「E3燃料」の、全面普及も目標としています。日本だけではなく海外でもバイオ燃料に関しての研究などが行なわれています。米国などではバイオエタノール含有量10%の「E10燃料」の普及に向け、バイオ燃料に適した新車を研究するなどの取り組みなども行なっています。バイオ燃料・バイオエタノールは糖質やでんぷんを原料として製造されますが、バイオ燃料のための畑作作りなどはあまり賛成できないという人も多いのです。食べ物本来の利用方法に合わないという人もいます。食べることを目的としない食べ物作りは、納得し難いというのも分かる気がします。バイオ燃料はリサイクルにも役立つ燃料となるよう、使い終わった食用油やトウモロコシの茎、サトウキビの精糖後に残った廃糖蜜を利用しようという動きも強まっています。捨てるはずの物を利用してバイオ燃料が製造されれば、自然にも環境にも人間にも優しい燃料になると思います。