経済対策のひとつ:定額給付金とは

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経済対策のひとつ

平成20年10月30日に発表された定額給付金は、大きな話題を呼びました。経済対策のひとつとして、日本に住所がある人、在留外国人に対し定額の現金を支給開始しました。定額給付金は2009年3月4日から支給が開始されました。支給方法は口座振込みを基本としていますが、役場などの窓口でも支給を行なっています。

定額給付金は麻生太郎内閣が追加経済対策に盛り込んだものですが、高所得者などにも支給されることに反発する人も多くいました。高所得者は定額給付金の受け取りを辞退してください、と発表したこともありましたが、所得を把握するのは難しく辞退する人も少ないと判断し、国民一人一人の判断としました。

定額給付金は2009年2月1日を基準日とし、年齢に応じて支給金額が決められています。給付対象者は1人につき1万2,000円となっていますが、基準日において18歳以下、または65歳以上の人には2万円の支給と定められました。定額給付金を楽しみにする人、反対する人など、さまざまな意見が飛び交いました。

支給されたお金を使って景気を良くする狙いがあった定額給付金ですが、いざ支給されると今後のために貯金するという人もいて、定額給付金本来の意味を持たない使い道を考えている人もいました。地域ごとに振興券を発行したり、お得なサービスプランを打ち出すなど、定額給付金をフルに利用してもらうおうと考える地域や企業が続出しました。