競売が物件処理に適している?:不動産の知識

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競売が物件処理に適している?

不動産の前項でも書きましたように「不動産物件は必ず値上がりする」という幻影が存在しています。
これが故に競売にかけられる不動産物件には底値もしくはお買い得なイメージが付きまとい、その不動産物件に興味のある人は後を絶たず次から次へと値段をつけていくのです。
不動産における競売というのは、「競って売る」と書きますが、希望者が奪い合うように競い合って何とかその物件・不動産を自分の掌中に収めようとする様は、果たして売るというより買うに近いでしょう。それはまるでバーゲンに群がる買い物客の心境でしょう。
ところがもともと幻影なのだから、値段をあれやこれや競売してつけていっても、実態がない。
ゆえに、売る人も買う人もハッピーハッピーでいいでしょ?と不動産業界では、競売の利便性がことさらに強調されているようです。