インクジェットプリンターで人口骨:インクジェットプリンターの選び方

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インクジェットプリンターで人口骨

インクジェットプリンターは、ビジネス用としても活躍していますが、タトゥーシール作成や年賀状プリント、写真のプリントアウトと、家庭用でも大変活躍しています。パソコンの普及率が上がると共に、家庭用のインクジェットプリンターの普及率も高まっているのです。カラーやデザイン、機能など開発が進みどんどん使いやすいインクジェットプリンターが誕生しています。

インクジェットプリンターの良さは多くの業種が注目していますが、インクジェット方式の印刷技術を利用し、カスタムメイド人工骨を作るという技術も誕生しました。2008年11月に世界で初めてとなるカスタムメイド人工骨の臨床試験が開始されました。事故で欠損した骨を数時間以内に補ったりすることも可能となるのです。

インクジェット方式の印刷技術を利用した人工骨の研究は、株式会社ネクスト1が東京大学の教授や東京大学医学部付属病院の研究チームと共に共同で開発したものです。コンピューター断層撮影法(CT)の画像データに基づいて患者に合う人工骨を作成していくのです。インクジェットプリンターで用紙印刷を行なう原理を利用し作成していきます。

骨の成分であるリン酸カルシウム粉末を利用し、硬化液を吹き付けて再結晶化させていきます。2年間にわたって臨床試験を実施し、3~4年以内の実用化を目指していますが、実用化されれば骨を移植することも、セラミックを利用し欠損部分を補う必要もなくなります。短時間ですぐに自分に合う人工骨を作成することが可能となるのです。